浦辺登の著作

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『維新秘話福岡』 花乱社 2020年(9月20日発刊予定)

本書は、平成29年(2017)6月から平成30年(2018)12月まで、読売新聞福岡県版に連載した「維新秘話福岡」59話に、さらに取材を進めて書き足したものです。新聞媒体では、文字数、写真点数の制限がありましたが、単行本ということで文字数を気にせず、写真点数も全部で238点と大幅に内容を充実させています。

明治維新史といえば、薩摩、長州、土佐、肥前の歴史、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬という維新のヒーローの評伝を読んでおけば理解できると思っている方がほとんどです。そんな中、福岡県に限定しての維新の話など、多少はあるにしても、そんなに多くはないのではと疑念を抱かれた方がいたのも確かです。今でこそ、「維新の策源地・太宰府」という言葉が定着したものの、あの学問の神様・太宰府天満宮と明治維新とがスムースにつながらないという話はよく耳にしました。本書は、そんな先入観を取り払い、全国に誇れる維新史が福岡県にあることを知っていただきたいと思い執筆したものです。

本書では、藩としては、福岡藩、久留米藩、柳川藩、小倉藩に、領域としては筑前、筑後、豊前という分類をしています。心情的には、秋月藩、豊津藩(旧小倉藩)をどのようにするかが悩ましいところでしたが、現代人に理解しやすい区分にしていることをご理解いただきたいと思います。

また、従来、顧みられることの無かった姫島、玄界島、能古島、志賀島、筑前大島、相島という離島の維新史を取り上げているのも特徴となっています。

まだまだ、維新に関する史跡、秘話が福岡県には多数遺っており、不完全であるのも十分に承知しています。そこで、巻末に参考文献、主要人名録、略年表を付けて、読者も足を運んで調査が進められるようにしています。

実は、この維新史を調べている最中、日本史から漏れている重大な史実を発見しました。現在、その執筆にとりかかっていますが、皆様方も、本書から新しい史実を発見していただきたいと願っています。

                                                                                                                                浦辺 登

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『勝海舟から始まる近代日本』弦書房 2019年

海舟が見すえていた近代日本の姿とは。

幕末(1800年代)から現代(2010年代)まで、複雑に重なり合う歴史の局面と人間関係を、海舟を起点にした43人の人物相関図をもとにひも解いてゆく新しい試み。

803年のフェートン号事件を維新の始まりととらえ、維新の策源地・太宰府、サンフランシスコの精神病院、軍歌制定の狙い、1912年のオリンピック、夏目漱石と夢野久作、農本主義、山本五十六から笹川良一への手紙、孫文と玄洋社の関係など従来見すごされてきた史実に光をあてて読み直す画期的な一冊。

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(目 次)
Ⅰ 勝海舟から始まる近代   勝海舟が恐れた横井小楠と西郷南洲   維新の策源地・太宰府   適塾塾頭であった大村益次郎と福沢諭吉   遣欧使節団が見たサンフランシスコ名物の精神病院
 
Ⅱ 海外の動きの中で考える明治   慶応三年のキリシタン弾圧の真相   南洲墓地の北を向く墓碑   軍歌制定の狙いとは   日本海海戦と日米野球   一九一二年(明治四十五)のオリンピック   漱石と久作の文明批判

Ⅲ 大正は明治の精神を生かしたか   右翼の巨頭は甘い物好き   寺田寅彦の考える近代と天災   アインシュタインとタゴールの願いとは

Ⅳ 「日本人」を見失いかけた昭和   農本主義の本質と実践   山本五十六から笹川良一への手紙   引揚港・博多と二日市保養所   孫文と玄洋社との濃密な関係

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『玄洋社とは何者か』弦書房 2017年

近代史の穴・玄洋社の素顔に迫る。

近代史の重要な局面には、必ず玄洋社の活動がある。玄洋社を正確に評価できなければ、近代史の流れを正確につかむことはできない。

自由民権運動、日清・日露戦争、孫文の辛亥革命、昭和維新事件、鉄道敷設と関門海底トンネル、東京オリンピックなど、具体的な資料、日記、関係者への聞きとり、海外からの研究者らとの交流を通して、従前の玄洋社に対する評価を是正することをめざしてまとめられた一冊。

戦後、GHQによって「戦争犯罪の一翼をになったテロリスト集団」と決めつけられた、その虚像を、「玄洋社は自由民権団体であった」という実像へと修正していく。


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(目 次)

〈Ⅰ〉玄洋社は相互扶助団体であった

〈Ⅱ〉玄洋社は自由民権団体であった
   幕末から玄洋社発足まで
   自由民権運動そしてアジアとの関わり
   清戦争との関わり
   日露戦争との関わり
   朝鮮半島との関わり

〈Ⅲ〉アジア主義を旗印として
   孫文の革命支援と東洋学館
   玄洋社と都市開発
   明治・大正・昭和の重要事件と玄洋社

〈Ⅳ〉玄洋社解散
   戦後復興から東京オリンピックまで
   百年の計は人を育てるにあり

 ◉玄洋社をめぐる年表

・付録:歴代の玄洋社社長/代表的玄洋社員/玄洋社の社友/玄洋社を知る主な文献


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『アジア独立と東京五輪』弦書房 2013年 

1964年(昭和39年)東京オリンピック開幕―この時、インドネシアが参加できなかったのはなぜか。

欧米主導のオリンピックと対峙して、インドネシア大統領スカルノが主導したアジア・アフリカを中心にしたもうひとつのオリンピック《ガネホ》=GANEFOに光をあてて、日本、欧米、東南アジアの関係史を検証し、「オランダ」「インドネシア」「近代化(欧化主義)」「オリンピック」「アジア主義」をキーワードに現代を読み解く。

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(目 次)

第一章 東京オリンピックの世紀
  東京オリンピック開会式
  オリンピックが抱える問題

第二章 オランダの帝国主義
  日蘭関係の発端、リーフデ号
  オランダの対日独占貿易への道

第三章 鎖国の時代
  出島での交易

第四章 開国前夜
  イギリスの「茶」から始まった植民地主義
  「茶」と奴隷貿易とアヘン密輸

第五章 インドネシア独立戦争
  青松寺のスカルノ碑
  アジア主義と大東亜会議

第六章 ガネホと東京オリンピック
  バンドン会議
  ガネホという対抗措置

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『東京の片隅からみた近代日本』弦書房 2012年 

日本の「近代化」の中心・東京を歩き、都心に遺された小さな痕跡を手がかりに〈近代〉をスリリングに読み解く。歴史の表舞台には出てこない土地の片隅にひっそりと息づいている有形無形の文化遺産は何を語るのか。どのように人とつながっているのか。明晰な観察眼から引き出される歴史のおもしろさ、不思議さを味読できる一冊。


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(目 次)

第1章 近代と鉄道
第2章 近代と芸能
第3章 近代の戦争
第4章 近代と大陸および半島への関与
第5章 近代と制度
第6章 近代と文学
第7章 近代と事件
第8章 近代とスポーツ

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『霊園から見た近代日本』弦書房 2011年 

山霊園、谷中霊園、泉岳寺、木母寺……墓地を散策し思索する。

墓碑銘から浮かびあがる人脈と近代史の裏面。《玄洋社》をキーワードに読み解き、歴史背景の解釈に新たな視点を示した一冊。


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(目 次)

Ⅰ 外圧の余波
・青山霊園のあたり
・大隈重信襲撃事件
・征韓論のはじまり
・金玉均の墓所にて


Ⅱ 内戦からアジアへ
・維新の策源地「延寿王院」
・野村望東尼と高杉晋作
・西南戦争という価値転換
・玄洋社の看板、頭山満
・自由民権団体の玄洋社
・インド独立の闘志、ボースの神隠し事件
・国父の孫文
・宮明滔天の「落花の歌」


Ⅲ迷信と科学
・伊藤博文暗殺の予言者たち
・宮沢賢治という宗教と科学を極めた人
・エスペラント語と革命
・伊藤博文暗殺の背景
・衛生思想と祈念的衛生費
・大杉栄と後藤新平の関係


この本の書評
(一条真也氏)
https://www.ichijyo-bookreview.com/2011/08/post-421.html

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『太宰府天満宮の定遠館』弦書房 2009年 

なぜ、八幡宮ではなく福岡・太宰府天満宮に日清戦争の遺物があるのか。

また、その遺物=清国北洋艦隊の戦艦《定遠》の引揚許可を明治政府よりとりつけた小野隆助とはどのような人物なのか。

古代の防人、中世の元寇と神風伝説、近世から幕末維新を経て近代の日清戦争までの大宰府の歴史の中で《定遠》の部材を使って“知られざる戦争遺産”定遠館が建てられるまでの由来とそこにこめられた当時の人々の願いを解き明かす。


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(目 次)

1.定遠館
 ・定遠館のあたり
 ・定遠館のいわれ

2.太宰府天満宮
 ・飛梅と太宰府
 ・天拝山と菅原道真公

3.大宰府政庁と官人
 ・万葉歌人の望郷
 ・大宰府防衛の堤防

4.筑前領という環境
 ・交易拠点の博多
 ・蒙古の襲来

5.五卿と維新前夜
 ・真木和泉守保臣の先見性
 ・薩長和解のシナリオ

6.乙丑の獄
 ・混迷の福岡藩
 ・倒幕軍における「勇敢隊」

7.福岡の変、民権から国権へ
 ・西南戦争
 ・大隈重信襲撃
 ・選挙大干渉

8.日清戦争
 ・勇敢なる水兵
 ・定遠の引揚と定遠館の建設

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