歴史(史伝)作家、書評家の浦辺登の公式サイト。浦辺登の著作物や講演会などの情報のほか歴史に関するコンテンツを配信しています。
浦辺登は、近現代史の研究者です。特に「玄洋社」については、日本の数少ない研究者の一人です。歴史の舞台となった場所や史跡に赴き、目と足で確かめ、当時の書簡などを掘り起こし、幕末から現代に繋がる人脈図、相関図をもとに、独自の視点で歴史を俯瞰します。

NEWS

2024.11.29
書評掲載『在野と独学の近代』志村真幸著 中公新書「月刊日本12月号」掲載
2024.11.28
書評掲載『日本の禍機』朝河寛一著、由良君美校訂・解説、講談社学術文庫、202
2024.11.09
書評掲載『落日燃ゆ』城山三郎著、新潮文庫
2024.10.31
書評掲載『それでも日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子著、新潮文庫
2024.10.15
書評掲載『南北朝異聞 碧鏡』河合保弘著、つむぎ書房
2024.09.24
書評掲載『アメリカ革命』上村剛著 中公新書「月刊日本10月号」掲載
2024.09.05
「佐賀の風土と五・一五事件」維新と興亜2024年9月号掲載
2024.08.26
書評掲載『矢吹晋著作選集』矢吹晋著 未知谷 「月刊日本」9月号
2024.08.16
書評掲載『マハン海上権力論集』麻田貞雄編・訳、講談社学術文庫、2010年
2024.08.07
書評掲載『大鳥圭介の英・米産業視察日記』福本龍著、国書刊行会、2007年
2024.07.24
書評掲載『シギント 最強のインテリジェンス』江崎道朗、茂田忠良著 ワニブックス 「月刊日本」8月号掲載
2024.06.29
書評掲載『「米欧回覧」百二十年の旅』泉三郎著、国書出版社、1993年
2024.06.26
書評掲載『軍都久留米』山口淳著 花乱社「月刊日本」7月号
2024.06.23
書評掲載『枝吉神陽』大園隆二郎著、佐賀県立佐賀城本丸歴史館
2024.05.25
書評掲載『黒船前夜』 渡辺京二著 弦書房「月刊日本」6月号
2024.05.08
書評掲載『工作・諜報の国際政治』黒井文太郎著、ワニブックス
2024.04.28
書評掲載『命の嘆願書』井手裕彦著、集広舎 「月刊日本」5月号から
2024.04.16
書評掲載『武田範之とその時代』滝沢誠著、三嶺書房
2024.04.10
書評掲載『権藤成卿 その人と思想』滝沢誠著、ぺりかん社、1996年(再版)
2024.04.05
書評掲載『安東省菴』松野一郎著、西日本新聞社
2024.03.30
コラム:寄稿文掲載「相生由太郎」『人参畑会報誌』(2024年3月29日)
2024.03.27
書評掲載『優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音』川口マーン日恵美・福井義高著 ワニブックス
2024.03.20
書評掲載『命の嘆願書』井手裕彦著、集広舎
2024.03.08
コラム:寄稿文掲載「五・一五事件と新興国スポ―大会」『維新と興亜3月号』
2024.02.11
書評掲載『出口王仁三郎 帝国の時代のカリスマ』ナンシー・K・ストーカー著、原書房
2024.02.07
書評掲載『造船記』野田雅也著、集広舎
2024.02.05
書評掲載『中国人権英雄画伝』宇宙大観著、集広舎
2024.02.03
書評掲載『日本人最後のファンタジスタ』河合保弘・笹川能孝著、つむぎ書房
2024.01.30
書評掲載『風船ことはじめ』松尾龍之介著、弦書房
2024.01.27
書評掲載『言志四録』佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン
2024.01.26
コラム掲載:映画評「帰ってきたヒトラー」デヴィッド・ヴェンド監督、ティムール・ヴェルメッシュ原作
2024.01.23
書評掲載『渋沢栄一(上・下)』鹿島茂著、文春文庫
2024.01.04
コラム掲載「新興国スポーツ大会と日本」維新と興亜1月号より
2023.12.27
書評掲載『頭山満・未完の昭和史』石瀧豊美著 花乱社 「月刊日本」1月号掲載
2023.11.30
書評掲載『ガネフォ60周年記念誌』ガネフォ会・水球チーム編
2023.11.21
コラム掲載「入来文書(いりきもんじょ)に関する講演会を聴いて」
2023.11.18
書評掲載『江戸という幻景』渡辺京二著、弦書房
2023.11.13
コラム掲載「三谷幸喜さんの講演を聴いて」
2023.11.11
書評掲載『GANEFO その周辺』宮澤正幸著、拓殖大学創立百年史編纂室
2023.11.09
コラム掲載 JTの冠をつけるのならば、来歴を記す石柱も立てるべきでは
2023.11.07
コラム掲載「五條家御旗祭りに参加 明治維新は南朝の王政復古か」『維新と興亜』11月号掲載
2023.10.11
書評掲載 『カイザリンSAKURA』河合保弘著、つむぎ書房
2023.10.11
コラム掲載 機能不全の国連からの脱退を検討してみては
2023.10.05
書評掲載 『欧州統合の政治史』児玉昌己著、芦書房
2023.10.03
コラム掲載 今一度、「ハマのドン」の上映を望む
2023.09.29
コラム掲載 石瀧豊美氏の「近著『頭山満・未完の昭和史』の裏話」の講演を聴いて
2023.09.14
コラム掲載「(公財)筑紫奨学会・研修会に参加して」
2023.09.13
コラム掲載「議会の中の懲りない面々」
2023.08.28
書評掲載『今日も世界は迷走中』内藤陽介著、ワニブックス
2023.08.17
書評掲載『デュオする名言、響き合うメッセージ』立元幸治著、福村出版
2023.08.16
書評掲載『現代ユーラシアの地政学 EU・中国関係とハンガリー』児玉昌己著、久留米大学法学部
2023.08.05
書評掲載『45年余の欧州政治研究を振り返って』児玉昌己著、久留米大学法学部
2023.08.05
コラム掲載「書評の読み方ついて」
2023.07.22
書評掲載『儒学者 亀井南冥・ここが偉かった』早舩正夫著、花乱社
2023.07.20
書評掲載『ハマのドン』松原文枝著、集英社新書
2023.07.18
書評掲載『詩集 サラフィータ』前野りりえ 著、書肆侃侃房
2023.07.17
書評掲載『うどん屋おやじの冒険』語り・青木宣人、聞き手・宮原勝彦、集広舎
2023.07.08
書籍紹介『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮著、新潮新書
2023.07.08
書評掲載『絹と十字架』松尾龍之介著、弦書房
2023.07.06
コラム掲載「殿様・黒田長溥(福岡藩第11代藩主)の功績とは」
2023.07.06
書評掲載『幕末の奇跡』松尾龍之介著、弦書房
2023.07.03
コラム掲載「浪曲中興の地・博多」
2023.07.03
書評掲載『踏み絵とガリバー』松尾龍之介著、弦書房
2023.07.02
コラム掲載「中国の政治・行政から見る日中関係」の講演を聴いて
2023.06.29
コラム掲載 ドキュメンタリー映画「ハマのドン」
2023.06.25
書評掲載『老子・列子』訳者・奥平卓、大村益夫、経営思潮研究会
2023.06.25
コラム掲載「週刊誌はアナログとデジタルを仲介できるか・・・」
2023.06.11
書評掲載『CIAスパイ養成官』山田敏弘著、新潮社
2023.06.10
書評掲載『世界を動かした日本の銀』磯田道史、近藤誠一、伊藤謙ほか著、祥伝社新書
2023.06.08
書評掲載『天誅組の変』舟久保藍著、中公新書
2023.06.04
書評掲載『長崎蘭学の巨人』松尾龍之介著、弦書房
2023.06.04
コラム掲載「幕末史における水戸学、国学の隆盛から」
2023.06.03
コラム掲載「幕末史の思想の変遷について」
2023.06.01
書籍紹介『新・「NO」と言える日本』金文学著、高木書房
2023.05.23
書評掲載『ステルス・ドラゴンの正体』宮崎正弘著、ワニブックス
2023.05.14
書評掲載『なぜこれを知らないと日本の未来が見抜けないか』江崎道朗著、KADOKAWA
2023.05.08
書評掲載『亀井昭陽と亀井塾』河村敬一著、花乱社  
2023.05.06
書評掲載『作戦術思考』小川清史著、ワニブックス
2023.01.16
コラム掲載「移民キャラバンの現状から」
2022.12.29
コラム掲載「異文化交流という社会不安」
2022.12.26
コラム掲載「困惑する日本とドイツ」
2022.12.20
コラム掲載「周囲の支えがあって、自分の道を切り開くことができた伊藤野枝」
2022.12.13
コラム掲載「マッカーサーが警告していた中国の軍事膨張」
2022.12.07
コラム掲載「罪は検事とマスコミによって作られる 村木厚子さんの講演を聞いて」
2022.12.03
コラム掲載「深く掘り進めない12月4日」
2022.11.13
書評掲載『指名手配議員』鈴木信行著、集広舎
2022.11.04
書評掲載『ちいさきものの近代 Ⅰ』渡辺京二著、弦書房   
2022.10.22
コラム掲載『戒厳令の夜』五木寛之原作、山下耕作監督、夢野京太郎(竹中労)脚本
2022.10.17
書評掲載『木村武雄の日中国交正常化 王道アジア主義者石原莞爾の魂』坪内隆彦著、望楠書房 
2022.10.15
書評掲載『振武館物語』白土悟 集広舎(「月刊日本」寄稿文)
2022.10.05
書評掲載 『満洲の情報基地ハルビン学院』芳地隆之著、新潮社
2022.10.02
書評掲載 『大アジア』松岡正剛著、KADOKAWA
2022.09.11
『墨子』和田武可訳、経営思潮研究会
2022.09.07
書評掲載 『人口から読む日本の歴史』鬼頭宏著、講談社学術文庫
2022.08.16
書評掲載 『戦国策』守屋洋訳、経営思潮研究会
2022.07.16
一般社団法人もっと自分の町を知ろう ホームページ完成
2022.07.06
書評掲載 『新聞が伝えた通州事件 1937~1945』藤岡信勝、三浦小太郎、但馬オサム、石原隆夫編、集広舎
2022.07.03
書評掲載 『人は鹿より賢いのか』立元幸治著、福村出版
2022.06.27
筑前勤皇党列伝第7話 浅香市作(あさか・いちさく)
2022.06.07
「筑前勤皇党列伝」第6話 浦志摩守毎鎮(うら・しまのかみ・つねしず)
2022.06.05
書評掲載 『荀子』杉本達夫訳、経営思潮研究会
2022.06.02
書評掲載 『インテリジェンスから読み解く米中と経済安保』江崎道朗著、扶桑社
2022.05.30
「筑前勤皇党列伝」第5話 衣非茂記(えび・しげき)
2022.05.28
書評掲載 『幕末・維新江戸庶民の楽しみ』青木宏一郎著、中公文庫
2022.05.18
一般社団法人 もっと自分の町を知ろう サイト創設
2022.05.16
書評掲載 『三十三年の夢』宮崎滔天著、岩波文庫
2022.05.05
書評掲載 『また、いつか。』内野順子著、花乱社
2022.04.27
書評掲載 『明治人物夜話』森銑三著、岩波文庫
2022.04.21
書評掲載 『中国を変えよう アメリカ議会を動かした証言』楊建利著、井上一葉訳、集広舎
2022.04.18
「筑前勤皇党列伝」第4話 伊藤清兵衛(いとう・せいべい)
2022.04.13
書評掲載 『韓非子』西野広祥・市川宏 訳 松枝茂夫・竹内好 監修 経営思潮研究会
2022.04.11
「筑前勤皇党列伝」第3話 石蔵卯平(いしくら・うへい)
2022.04.06
「筑前勤皇党列伝」第2話 中村恒次郎(なかむら・つねじろう)
2022.04.03
コーナー新設「筑前勤皇党列伝」 第1話 権藤幸助(ごんどう こうすけ)
2022.03.30
5月21~22日のツアーと21日の特別イベントのご案内
2022.03.27
「菊池寂阿公墓」の墓碑から筑前勤皇党の系譜を探る
2022.03.20
コラム掲載 金子堅太郎の師・正木昌陽
2022.03.16
書評掲載 『シルクロード』安部龍太郎著、潮出版社
2022.03.14
書評掲載 『読書尚友のすすめ』小島直記著、致知出版社
2022.03.12
コラム掲載 「佐藤信氏の講演会に参加して」
2022.03.11
コラム掲載 「栗本鋤雲の裸踊り」
2022.03.06
トップページ掲載 「福岡県議会傍聴記」
2022.03.05
コラム掲載 「日清戦争反対の勝海舟の言葉の裏には何が」
2022.02.23
コラム掲載 「カムカム英会話」平川唯一と弁論
2022.02.21
コラム掲載 「時代の寵児・石原慎太郎の記録を」
2022.02.18
『中国から独立せよ』小滝透著、集広舎
2022.02.16
コラム掲載 「150年前に歴史をさかのぼってみれば・・・」
2022.02.14
コラム掲載「ウクライナ情勢と北京オリンピック」
2022.02.11
コラム掲載 「右と左の源流を遡る」
2022.02.04
書評掲載 『孫文と神戸』陳徳仁、安井三吉著、神戸新聞出版センター
2022.02.02
コラム掲載 「『名詞』も日本語です」
2022.01.30
コラム掲載 「岩波文庫と玄洋社」
2022.01.28
コラム掲載 「日本の旧植民地台湾と朝鮮の意識の相違」
2022.01.26
コラム掲載 「歴史認識の相違はどこから」
2022.01.20
書評掲載 『アジア主義者中野正剛』中野泰雄著、亜紀書房
2022.01.19
コラム掲載 「吉田松陰と古松簡二」
2022.01.16
コラム掲載 「中野正剛と初月給」
2022.01.11
書評掲載 『岸田総理に伝えたい 新自由主義の転換はふるさとの復活から』小野耕資著、望楠書房
2022.01.04
書評掲載 『日本人が知らない近現代史の虚妄』江崎道朗著、SB新書
2021.12.25
書評掲載 『花山院隊「偽官軍」事件』長野浩典著、弦書房
2021.12.21
書評掲載 『海舟語録』勝海舟著、江藤淳・松浦玲編、講談社学術文庫 
2021.12.16
書評掲載 『米中ソに翻弄されたアジア史』江崎道朗、福島香織、宮脇淳子著、扶桑社
2021.12.12
書評掲載 『世界史のなかの蒙古襲来』宮脇淳子著、扶桑社
2021.12.07
書評掲載 『伊藤半次の絵手紙』伊藤博文編著、集広舎
2021.11.23
書評掲載 『水戸学で固めた男 渋沢栄一』坪内隆彦著、望楠書房
2021.11.07
書評掲載 『頭山満 アジア主義者の実像』嵯峨隆著、ちくま新書
2021.11.03
書評掲載 『ニコライの見た幕末日本』ニコライ著、中村健之介訳、講談社学術文庫
2021.11.02
『維新と興亜』第9号に寄稿しました!
2021.10.31
書評掲載 『マオイズム革命』程映虹著、劉燕子編訳、集広舎
2021.10.24
書評掲載 『漢民族に支配された中国の本質』三浦小太郎著、ハート出版
2021.10.11
コラム掲載 「亀井少琹の旧居跡を探しに」
2021.10.05
コラム掲載 「戦争遺蹟の長垂公園」
2021.09.28
書評掲載 『天皇制と日本史』矢吹晋著、集広舎
2021.09.26
書評掲載 『台湾を目覚めさせた男』木村健一郎著、梓書院
2021.09.25
書評掲載 『人間の条件1942』劉震雲著、 劉燕子訳、集広舎
2021.09.20
書評掲載 『政治こそ最高の道徳たれ!』原田義昭著、集広舎
2021.09.13
コラム掲載 「原采蘋の私塾跡」
2021.09.04
『福岡地方史研究』第59号に寄稿しました!
2021.08.08
書評掲載 『緒方竹虎と日本のインテリジェンス』江崎道朗著、PHP新書
2021.08.01
書評掲載 『世界史から読み解く「コロナ後」の現代』佐藤けんいち著、ディスカバー携書
2021.07.25
書評掲載 『米国共産党調書』江崎道朗編訳、育鵬社
2021.07.13
書評掲載 『激震』西村健著、講談社
2021.07.09
第3期オンライン講座 「玄洋社とは何者か」開催します(令和3年7月~12月 全6回)
2021.07.01
書評掲載 『九州の精神的風土』高松光彦著、葦書房 
2021.06.28
書評掲載 『威風凛々 烈士 鐘崎三郎』鐘崎三郎顕彰会編、花乱社
2021.06.22
書評掲載 『大東亜会議の真実』深田裕介著、PHP新書
2021.06.21
書評掲載 『国家社会主義とは何か』杉本延博著、展転社
2021.06.18
コラム掲載 亀井少琹の墓を訪ねて
2021.06.15
書評掲載 『ウイグル ジェノサイド』ムカイダイス著、ハート出版
2021.06.12
書評掲載 『中国臓器移植の真実』野村旗守編、SMGネットワーク監修、集広舎
2021.06.09
書評掲載 『日中戦争と中国の抗戦』馬場毅著、集広舎
2021.06.02
コラム掲載 伊藤野枝の墓参
2021.06.02
第12回「浦辺登オンライン講座」(6月19日土)のご案内
2021.05.30
書評掲載 『からつ塾』 からつ塾運営委員会編著、花書院
2021.05.28
書評掲載 『鄭燗明詩集 抵抗の詩学』鄭燗明著、集広舎
2021.05.26
書評掲載 『慰安婦と兵士 煙の中に忍ぶ恋』山田正行著、集広舎
2021.05.25
書評掲載 『ナクツァン』ナクツァン・ヌロ著、棚瀬慈郎訳、集広舎
2021.05.23
トップページ『維新秘話福岡』が紹介されました!
2021.05.16
書評掲載 『絹と十字架』松尾龍之介著、弦書房
2021.05.11
トークライブ(5.29ネット配信)『集団について』出演
2021.05.11
コラム掲載 佐座謙三郎(ぞうざ(さざ)・けんざぶろう)の墓
2021.05.04
書評掲載 『知の噴火口』大嶋仁著、福岡ペン倶楽部
2021.05.02
トップページ 『威風凛凛 烈士鐘崎三郎』刊行について
2021.05.02
第11回「浦辺登オンライン講座」(5月15日土)のご案内
2021.04.28
コラム掲載 江上善述碑(鞆舎江先生之墓)
2021.04.15
書評掲載 『拉致問題と日朝関係』村主道美著、集広舎
2021.04.11
コラム掲載 「平野國臣の父親の墓、顕彰碑」
2021.04.05
第10回「浦辺登オンライン講座」(4月17日)のご案内
2021.03.31
書評掲載 『3つの用意』福永博建築研究所著、海鳥社
2021.03.29
書評掲載 『里山資本主義』藻谷浩介、NHK広島取材班著、角川書店
2021.03.28
書評掲載 『月形洗蔵』力武豊隆著、のぶ工房
2021.03.24
書評掲載 『戦争と農業』藤原辰史著、インターナショナル新書 
2021.03.23
書評、『月間日本4月号』に掲載 改・姫田小夏著『ポストコロナと中国の世界観』集広舎
2021.03.21
寄稿文「大楽源(だいらくげん)太郎(たろう)殺害事件」(『維新と興亜』5)
2021.03.11
第9回「浦辺登オンライン講座」(3月20日)のご案内 「笹川良一に宛てた山本五十六の手紙」
2021.03.08
書評掲載 『田んぼの発電所』福永博建築研究所、海鳥社
2021.03.05
書評掲載 『ブレグジット狂騒曲』ブレイディ・みかこ著、弦書房
2021.03.03
コラム掲載 「日本語を伝達ツールとして見直していく」の講演を聴いて
2021.03.02
書評掲載 『五人の庄屋の物語』家庭読本編纂会編、明成社
2021.02.25
書評掲載 『人類の敵』掛谷英紀著、集広舎
2021.02.23
コラム掲載 「贈従四位亀井南冥追慕碑」を読み説く
2021.02.16
語り芝居の岩城朋子さんの『高場乱』ネット公開!
2021.02.11
西日本新聞に掲載されました❕
2021.02.10
コラム掲載 「江上栄之進の墓所を訪ねて」令和3年2月10日
2021.02.05
第8回「浦辺登オンライン講座」(2月20日)のご案内
2021.01.31
コラム掲載 「亀井南冥の墓所を参拝」
2021.01.27
書評掲載 『今読めない読みたい本』出久根達郎著、ポプラ社
2021.01.10
書評掲載 『魔群の通過』山田風太郎著、ちくま文庫
2021.01.09
書評掲載 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ著、新潮社
2021.01.04
第7回「浦辺登オンライン講座」(1月16日)のご案内
2021.01.03
令和3年 浦辺登のオンラインセミナー(第7回~第12回)開催します!
2021.01.01
書評掲載 『日本がアジアを目覚めさせた』プロビール・ビカシュ・シャーカー著、ハート出版
2020.12.24
『東洋の理想』岡倉天心著、講談社学術文庫
2020.12.21
書評掲載 『日米戦争を策謀したのは誰だ!』林千勝著、ワック出版
2020.12.12
『幻のえにし』渡辺京二発言集 渡辺京二著、弦書房
2020.12.12
コロナ時代を乗り切ろう』原田義昭著(集広舎)
2020.12.02
書評掲載 『陸羯南』小野耕資著、K&Kプレス 令和2年12月2日
2020.11.22
書評掲載 『徳川幕府が恐れた尾張藩』坪内隆彦著、望楠書房 令和2年11月21日
2020.11.10
書評掲載 『回り道を選んだ男たち』小島直記著、新潮社
2020.11.08
書評掲載 『ミトロヒン文書』山内智恵子著 ワニブックス 令和2年11月8日
2020.11.02
書評掲載 『ハンコの文化史』新関欽哉著、PHP新書
2020.11.02
オンライン講座全6回を終えて
2020.10.25
書評が東京新聞に掲載!『還ってきた山頭火』立元幸治著
2020.10.22
書評掲載 『漱石の師マードック先生』平川祐弘著、講談社学術文庫 令和2年10月22日
2020.10.20
コラム掲載 「時代の変化に敏感な論説を読みたい」
2020.10.10
読売新聞西部版ホームページで『維新秘話福岡』が紹介されました!
2020.10.01
第6回(10月24日開催)オンラインセミナーの申込み開始
2020.10.01
浦辺登の「博多まち歩き」(10月12日 福岡市民センター 秋講座)
2020.09.22
書評掲載 『福岡地方史研究58号』
2020.09.18
新刊『維新秘話福岡』予約販売開始!
2020.09.17
コラム掲載 「なぜ、中国と提携したのか」 令和2年9月17日
2020.09.11
書評掲載 『川の中の美しい島・輪中』長野浩典著、弦書房
2020.09.05
書評掲載 『京築の文学群像』城戸淳一著、花乱社
2020.09.02
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 12」
2020.08.30
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 11」
2020.08.27
新刊『維新秘話福岡』9月20日発刊!
2020.08.27
第5回(9月26日開催)オンラインセミナーの申込み開始 
2020.08.25
書評掲載 『戦後欧米見聞録』近衛文麿著、新潮文庫
2020.08.23
書評掲載 『壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別』柳田邦男著、新潮文庫 令和2年8月23日
2020.08.19
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 10」
2020.08.17
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 9」
2020.08.05
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 8」
2020.08.02
第4回(8月22日開催)オンラインセミナーの申込み開始 
2020.08.01
コラム掲載2本「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 6、7」
2020.07.28
書評掲載 『維新の残り火・近代の原風景』山城滋著、弦書房
2020.07.28
書評掲載 『荒野に立つ虹』渡辺京二著、弦書房
2020.07.26
動画アップ! 博多オイシャンの福岡近代史よた歩き「西郷隆盛の隠れ家跡」
2020.07.21
書評掲載 『昭和維新』(田中健之著、学研プラス)
2020.07.16
コラム掲載 「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 5」
2020.07.11
動画アップ! 博多オイシャンの福岡近代史よた歩き 「姫島の野村望東尼碑を浅香家と金山家のご子孫が訪問する」
2020.07.09
コラム掲載 「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 4」
2020.07.04
第3回(7月25日開催)オンラインセミナーの申込み開始
2020.07.04
書評掲載 『北欧諸国はなぜ幸福なのか』(鈴木賢志著、弦書房)
2020.07.04
新ページ開設! キース吉村監督の「博多オイシャンの福岡近代史よた歩き」(リンク)
2020.07.02
書評掲載 『インテリジェンスと保守自由主義』(江崎道朗著、青林社)
2020.06.29
動画紹介! キース吉村監督作品「浦辺登が案内する姫島の野村望東尼所縁の地」
2020.06.28
書評掲載 『団塊ボーイの東京』(矢野寛治著、弦書房)
2020.06.23
動画アップ!特別対談「玄洋社の生みの親 高場乱とは何者か」 浦辺登・岩城朋子
2020.06.22
6月出版予定の『維新秘話福岡』は、8月に再繰り延べとなりました。
2020.06.22
コラム掲載 「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 3」
2020.06.16
書評掲載『イスラム国と日本国』(三宅善信著 集広舎)
2020.06.14
書評掲載『占領と引揚げの肖像BEPPU』(下川正晴著、弦書房)
2020.06.11
コラム掲載「玉利斎氏との思い出 三島由紀夫 2」
2020.06.07
6月27日第2回オンラインセミナー申込み受付開始しました
2020.06.07
コラム掲載 「玉利斎さんとの思い出 三島由紀夫」
2020.06.07
書評掲載 『武家の女性』(山川菊栄著、岩波文庫)
2020.06.04
書評掲載 『魔群の通過』山田風太郎 著、ちくま文庫
2020.06.02
6月27日(土)第2回オンラインセミナーを開催します
2020.06.01
書評掲載 『天狗争乱』(吉村昭著、新潮文庫)
2020.05.29
書評掲載『幕末の魁、維新の殿』(小野寺龍太著、弦書房)
2020.05.23
書評掲載『勝海舟強い生き方』(窪島一系著、中経文庫)
2020.05.20
書評掲載 『柳原白蓮』(井上洋子著、西日本新聞社)
2020.05.19
5月30日(土)オンラインセミナーを開催します!
2020.05.18
書評掲載 『海と神道譲位儀礼と大嘗祭』(神道国際学会、集広舎)
2020.05.14
5月刊行予定の『維新秘話福岡』は、新型コロナの影響で6月刊行となります。
2020.05.12
書評掲載 『「明治十年丁丑公論」「痩我慢の説」』(福沢諭吉著、講談社学術文庫)
2020.05.04
「勝海舟と福岡の深い関係」動画をアップしました!
2020.05.01
ホームページが公開されました。

『人参畑』11月号浦辺登寄稿「廣田弘毅夫人・静子について」

2024年11月21日西日本新聞「風車」欄に寄稿文が掲載されました

2024年10月24日西日本新聞「風車」欄に寄稿文が掲載されました

2024年9月19日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

「佐賀の風土と五・一五事件」維新と興亜 2024年9月号  掲載

五・一五事件の思想の背景をたどる

前号(令和6年3月号)において、五・一五事件での海軍青年将校らが集った香椎温泉旅館跡に立つ「曙のつどい」碑を紹介した。その碑の裏面には、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件が一連の行動であると刻まれている。現今、これらの事件は個別に扱われ、とりわけ、二・二六事件は陸軍の皇道派と統制派の対立として教える。

そもそも、なぜ、五・一五事件(昭和7年、1932)の海軍青年将校らは蹶起したのだろうか。大正10年(1921)のワシントン軍縮会議での統帥権干渉問題。農民の困窮を顧みない癒着した政財界の糾弾。アジアの植民地解放という動機が考えられる。しかし、その動機、思想の背景に人的関係、風土の気質が関係していたのではないか。そう考えるのも、海軍青年将校たちの出身地が佐賀県に集中しているからだ。佐賀県の思想といえば山本常朝の『葉隠』、水戸学の系譜に連なる枝吉神陽(1822~1862)の「義祭同盟」が有名だ。今も、佐賀市の龍造寺八幡宮に隣接して楠正成父子を祭神とする楠神社があり、拝殿脇には義祭同盟碑もある。海軍青年将校らの思想に何か風土的な影響があるのでは・・・と思い、佐賀県を訪ねた。

 

佐賀市を訪ねる

令和6年(2024)1月、佐賀県佐賀市に向かった。通常、佐賀市に行くには福岡市中心部からは博多駅を経由する。しかし、筆者が居住する福岡市西部からは唐津駅(佐賀県唐津市)経由でも行くことが可能。そこで今回、唐津駅を経由し、JR唐津線で佐賀駅に至るコースを選択した。このコース上には、海軍青年将校の村山格之、黒岩勇の故郷である佐賀県多久市、小城市を通過する。地の気というか風土を見てみたいということもある。

唐津駅からは昔懐かしい2両編成のディーゼルカーに揺られる。この沿線には昔、三菱鉱業相知(おおち)炭鉱があり、石炭を満載した列車が往来した場所であり、唐津市はその昔、石炭の積み出し港として栄えた町だった。車窓からの田園風景を楽しむ。

唐津線の多久駅、小城駅を経ておよそ1時間、高架線となった佐賀駅に到着。ここから佐賀鍋島家の居城であった佐賀城跡にある佐賀県立図書館まで歩いてみる。一直線の大通り左右には平成30年(2018)に開催された「佐賀維新博覧会」で主役を務めた鍋島直正、大隈重信、江藤新平らの銅像が林立している。それらを一つ一つ写真撮影しながら図書館に至る道を歩く。途中、旧長崎街道に面しての龍造寺八幡宮、楠神社にも立ち寄り参拝。あの「義祭同盟碑」も確認する。

五・一五事件は海軍青年将校が主導し、陸軍青年将校、民間人が関係した事件だ。この海軍青年将校の中心人物は藤井斉(1904~1932)だが、藤井は第一次上海事変で戦死し、直接に事件には関係していない。しかし、この藤井の意思を継ぎ、三上卓、黒岩勇、村山格之、古賀清志らが蹶起し、犬養毅首相や警視庁などを襲撃した。この藤井、三上、黒岩、村山、古賀(長崎県佐世保生まれの佐賀育ち)らは佐賀県出身であり、ここに、何か郷土特有の思想、風土があるのではないかと考えた。佐賀県立図書館の郷土資料コーナーで、海軍青年将校らの出身地である佐賀県多久市、小城市に関連する資料を探ってみる。

 

藤井斉に関する資料

まず、藤井斉の資料を探してみる。佐賀県立図書館架蔵の小城郷土史研究会会報誌で藤井斉についての記録を目にした。その中に、意外にも血盟団事件での領袖である井上日召(1886~1967)についても含まれていた。井上は満洲の公主嶺(吉林省)にあった仏心寺で参禅したが、仏心寺は佐賀県小城市芦刈町の福田寺(曹洞宗)が本寺と記されている。福田寺の二十世住職は東大心(あづまだいしん)であり、二十一世として福田寺を継承する予定であった東祖心(あづまそしん)が檀家の娘と恋に落ち、満洲に逃避して開いたのが仏心寺である。そして、満洲に道を求めて流れきた井上日召が訪れ参禅したのが仏心寺である。日召が満洲の地で座禅を組んでいた背景には、禅寺(福田寺)が根本にあったことに少なからず驚いた。

従前、日召が茨城県大洗町の護国堂(日蓮宗)にいて、そこに海軍霞ヶ浦航空隊(茨城県土浦市)に所属する藤井斉らが集ったと思っていた。しかし、藤井は旧制佐賀中学(佐賀県立佐賀西高校)に通学する途次、福田寺の近くを通学路にしていた。末寺の満洲・仏心寺にやってきた日召との関係性は見えない糸で早くにつながっていたのだった。実際に、藤井が日召に合ったのは野口静雄(佐賀県出身)の伝手だった。野口は拓殖大学から安岡正篤の金鶏学院に学び、茨城県職員となっていた。この金鶏学院に野口がいたことから藤井は権藤成卿ともつながった。

藤井斉は旧制佐賀中学を経て海軍兵学校に入校。将来を嘱望される海軍士官となったが、政治改革についての考え、意見を有していた。この思想の背景には満洲・仏心寺の本寺である福田寺が影響していると見るべきではないか。清水芳太郎が編集した『五・一五事件』によれば、維新遂行のため藤井が古賀清志、村山格之、三上卓、伊東亀城、大庭春雄に団結を呼びかけた。その後、伊東が山岸宏に、古賀清志が中村義雄に、三上卓が林正義、黒岩勇を勧誘。林が塚野道雄を引き込んだ。同郷の海軍青年将校らが集結し、志を同じくする仲間が行動するのも時間の問題でしかなかったということになる。

蛇足ながら、1963年のインドネシアで開催されたガネフォ(令和6年1月号参照)に紀地三明の変名で日本側関係者として加わっていた黒岩勇の妻は福田寺の檀家の娘という。

 

 

九州は「水戸学」の故地なのか

五・一五事件に関係した海軍青年将校の故郷を訪ねることで、「何か」を得ることができるのではないかと思っていたが、意外な事に気づいた。それは「水戸学」の故地は九州ではないのかということ。

そもそも、「水戸学」は水戸光圀の「大日本史」編纂事業が基礎となり、明国の儒学者である朱舜水(しゅしゅんすい、1600~1682)が日本に亡命したことが起爆剤となる。この舜水だが、明国が清国(満洲族政権)に侵略されたことで万治3年(1660)に長崎にやってきた。当初、その舜水の生活を支えたのは筑後柳川藩(福岡県)の儒学者安東省庵(あんどうせいあん、1622~1701)であり、朱舜水の長崎滞在の申請書を長崎奉行に提出し、佐賀小城藩主の鍋島直能が同意をしたことで安堵を得たのだった。朱舜水のおよそ6年にわたる長崎滞在生活は安東省庵、鍋島直能の支援によるものだった。安東省庵は自身の禄の半分を師である舜水に捧げた。

やがて、水戸光圀(1628~1701)とは書簡を交わすほど親しい関係にあった小城藩主の鍋島直能の推挙もあって舜水は水戸光圀の招聘に応じた。朱舜水といえば、後醍醐天皇(1288~1339)の忠臣楠正成(1294~1336)を見出し、「楠公賛」などの漢詩を著した。これが楠公精神として幕末の勤皇の志士たちの精神的支柱となるが、安東省庵は長崎在住中の朱舜水に楠正成について詳細な紹介文を送り、舜水の意見を求めていた。一般に「水戸学」といわれるが、その故地は九州にあったのではないか。

ちなみに、安東省庵が朱舜水を知るきっかけとなったのは、弟子の権藤宕山(ごんどうとうざん)がもたらした。宕山とは、あの権藤成卿の五世前の先祖になる。この縁も不思議といえば、不思議だ。

楠神社(佐賀市)

2024年8月12日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

2024年7月22日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

8月18日(日)に浦辺登新装版出版記念講演開催します

新装版『霊園から見た近代日本』弦書房 2024年7月20日発行

  13年前、旧著『霊園から見た近代日本』が出た。この頃、世の中の視線は東日本大震災での被災地に向いていた。しかし、平成23年(2011)6月19日付朝日新聞全国版に荒俣宏氏(博物学研究家、小説家)の書評として紹介されたことで注目を浴びた。(末尾に掲載)

 新聞に紹介されて数日後、玉利斉(三島由紀夫にボディビルをレッスンした人)から、「これで玄洋社は(マスコミ)解禁だ!」と電話をいただいた。さらに、「これから10年、じっと世の中を見てみろ、絶対変わるから・・・」そう自信をもって言われた。

  事実、GHQによって解散を命じられた「右翼団体」、テロ集団との定義付けに変化が生じた。玉利斉の予言は当たったのだ。

  その発端となった旧著は在庫切れとなり、増刷を求める声が版元や著者あてに届くようになった。そこで今回、新装版として再刊をした次第。玄洋社が近代化をどのように乗り切ってきたかを俯瞰していただきたい。

浦辺 登

Amazonから購入できます(左の「Amazon」をクリック)

2024年6月6日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

2024年4月24日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

2024年3月27日西日本新聞朝刊「風車」欄に寄稿文が掲載されました

6月6日読売新聞に『明治4年久留米藩案事件』が紹介されました

花乱社ホームページに「浦辺登書評」コーナーができました

以下からご覧になれます

http://karansha.com/urabesisyohyo.html

読売新聞全国版に『明治4年久留米藩難事件』が紹介されました

絶賛発売中!!

「月刊日本」3月号に書評が掲載されました

「月刊日本」11月号に書評が掲載されました

「月刊日本」10月号に書評が掲載されました

月間日本8月号に江崎道朗氏新刊書評が掲載されました!

3月30日の西日本新聞に掲載されました!

『月間日本4月号」に書評が掲載されました

「福岡県議会傍聴記」

令和4年(2022)3月3日(木)の午後、福岡県議会を一般傍聴。月例で開催している「人参畑塾」(地域の歴史文化の勉強会)のメンバー5名で参加した。今回、原中まさし県議会議員が「本県の歴史的認識と今後の広報について」として一般質問をされるので、これを聞き逃すわけにはいかない。とはいえ、新型コロナウイルスの蔓延防止期間中だけに、傍聴席は厳しく人数制限をされていた。しかし、傍聴券を入手できたのは幸いだった。

原中まさし県会議員の質問趣旨は、
①2026年の福岡県発足150周年事業について
②公立学校での近現代史教育の取り組みについて
③旧福岡県公会堂の活用、特に中国革命の孫文が演説をしたことにからんで  福岡県が管理する西公園(福岡市中央区)などの歴史資源としての活用について

まず、原中県議によって廃藩置県後の福岡県の近代史を具体的に説明。さらに、中国革命の孫文(国父、革命の父)が、日本人、特に九州人と非常に近い関係にある。玄洋社の頭山満、平岡浩太郎らが孫文を強く支援していた。福岡県の財界人も支援していたと説明。議場の議員の方々も、興味深く原中県議の質問に興味深く耳を傾けていたのは傍聴する側としても壮観だった。

この質疑に対し、服部県知事、吉田教育長から回答があった。
なかでも、西公園の整備について、服部知事から加藤司書(福岡藩家老、筑前勤皇党領袖)、平野國臣に関係する公園だけに、その整備に対して前向きな回答があった。蛇足ながら、中国革命の孫文は、西公園にも立ち寄っており、このことも回答して欲しかったなあと思った・・・が、これは少々、マニアックか・・・。

とはいえ、県議会の傍聴などということは初めてのことだっただけに、実に興味深い体験だった。傍聴に際し、写真撮影、携帯電話の電源を切るのは当然だが、コート、帽子の着用不可。(多分、銃刀類を隠し持っていないかの証明のためか?)拍手や発声、パフォーマンスは禁止行為。

県知事の記者会見の際などは手話通訳者がいるが、県議会の議場においても必要に応じて手話通訳者は配置されるのか? 車椅子用の傍聴場所は用意されているが、弱視の方の為に、スクリーンがあっても良いのでは?などと傍聴しながら思った。

今回、初の県議会傍聴だったが、選挙の時だけではなく、県民も議会を傍聴するのは良い事ではと考えた。

右から二人目が原中県議(クリックで拡大)

『維新と興亜』に寄稿しました!

『維新と興亜』第9号に
「歴史の舞台・福岡県公会堂 孫文を助けた玄洋社と宮崎滔天」を寄稿しました。
維新と興亜 第9号

『維新秘話福岡』が「晋作ノート」第52号で紹介されました

平成30年(2018)11月26日、読売新聞西部本社において、原口泉先生(志學館大学教授)、一坂太郎先生(萩博物館特別学芸員)と私の三人で、「明治維新150年」と題しての対談を行いました。その対談内容については、同年12月1日、8日の読売新聞紙上に掲載されております。

この時、一坂太郎先生は、私が読売新聞福岡県版に連載していた「維新秘話福岡」について強い関心を抱かれました。そこで、昨年に一冊の本にまとまったことから、一坂先生に献本した次第です。丁重な御礼の手紙もいただきましたが、今回、一坂先生が関わっておられる「晋作ノート」に拙著『維新秘話福岡』の紹介をいただいた次第です。

現在、一坂先生は、福岡博多に遺る墓碑を紹介する記事を『西日本文化』に連載中です。これほどの史跡がありながら・・・と、いつも口にされる一坂先生ですので、私としても、目指す方向は一緒ですので、微力ながらお手伝いをしたいと考えております。

それはそれとして、まだ『維新秘話福岡』を未読の方は、一度、手にしていただきたいと思います。

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拙著『維新秘話福岡』

『威風凛々 烈士鐘崎三郎』刊行について

このたび『威風凛凛 烈士鐘崎三郎』が刊行されました。その経緯については、本書の中に寄稿しましたが、少し、ここで述べたいと思います。

10年ほど前、私にとって3冊目となる『東京の片隅からみた近代日本』を上梓しました。間もなく、出版社経由で読者の方から電話がありました。その方が、本書の鐘崎三郎の三代目となる角隆恵さんでした。

東京港区の泉岳寺に鐘崎三郎、藤崎秀、山崎羔三郎の三烈士の墓があり、山崎が玄洋社員であったことから泉岳寺を訪ね、墓参をしました。その事を『東京の片隅からみた近代日本』の中に写真入りで述べたのですが、三烈士の墓にお参りいただき、誠にありがとうございますという御礼の電話でした。このご縁から、鐘崎三郎墓前祭に参加するようになり、そして、今回の鐘崎三郎の評伝再刊に関わったのです。

今回の評伝において特徴的なのは、記録ともいうべき写真が潤沢に使用されていること。フリガナを振り、誰もが読みやすいようにと工夫がなされていること。加えて、後醍醐天皇を祖とする南北朝時代の南朝秘話が紹介されていることです。

現代、歴史教科書では紹介されない鐘崎三郎という人がいたことを知っていただきたいと願っています。



『威風凛々 烈士鐘崎三郎』花乱社 鐘崎三郎顕彰会編

 

 

語り芝居の岩城朋子さんの「高場乱」ネット公開!

浦辺登が脚本に携わりました語り芝居の岩城朋子さんの「高場乱」がネット公開されました。1話約30分の2部作で最後で
浦辺登が解説させていただいております。



『高場乱』其の一 


『高場乱』其の二

令和3年2月11日に西日本新聞に掲載されました!

昨年秋に浦辺登は、「語り芝居」の岩城朋子さんの演じる、玄洋社生みの親である女性儒学者、高場乱(おさむ)の生涯をたどった舞台脚本に携わりました。その内容が今朝の西日本新聞に掲載されました。
岩城さん演じる高場乱の芝居は近日中にネット公開される予定です。お楽しみに!

令和3年の「浦辺登のオンライン講座」(第7回~第12回)開催します!

令和3年(2021)のオンライン講座の予定

第 7回 「なぜ、伊藤博文は暗殺されたのか」申込受付中
 1月16日(土)15:00~16:30

第 8回 「歴史から消された長崎事件という主権侵害」
 2月20日(土)15:00~16:30


第 9回 「笹川良一に宛てた山本五十六の手紙」
 3月20日(土)15:00~16:30

第10回 「征韓論は久留米から始まった」
 4月17日(土)15:00~16:30

第11回 「なぜ、大隈重信は襲撃されたのか」
 5月15日(土)15:00~16:30

第12回 「幻のオリンピック・ガネフォ」
 6月19日(土)15:00~16:30

 

オンライン講座全6回を終えて 令和2年10月

ご存じのように、年初来、新型コロナ・ウィルスの出現によって「外出自粛」を求められました。これを受け、年内に予定されていた講演会、講座などは全て延期、もしくは中止となりました。

しかし、この頃から普及し始めたインターネットのZOOM(ズーム)での会議システムを利用した講演会、講座などが盛んになり始めました。そこで、このZOOMを利用した講座をやってみようということになり、鹿児島の方々などの協力を得て、幾度か試験を繰り返しました。結果、講座を開始するにあたり大きな問題がないことがわかりました。

そこで、本格的に5月30日から6回シリーズでオンライン講座の開始に至ったわけです。シリーズとして幕末史と神社などを絡めての話をしましたが、講座が終了しての質問では、近現代史の話題に集中しました。そこでの意見は「学校教育での歴史では、日露戦争で終わってしまい、以降の歴史がわからない。」「なぜ、あの太平洋戦争に日本は突入したのか」「満洲国とは、そもそも、何だったのか」「日本はこれからどうなるのか」「何に憤慨して、大東亜戦争に至ったのか」など、様々な意見でした。

そこで、来年の第7回以降の内容として下記の6つの話を考えてみました。

 
 第 7回 「なぜ、伊藤博文は暗殺されたのか」

 第 8回 「歴史から消された長崎事件という主権侵害」

 第 9回 「笹川良一に宛てた山本五十六の手紙」

 第10回 「征韓論は久留米から始まった」

 第11回 「なぜ、大隈重信は襲撃されたのか」

 第12回 「幻のオリンピック・ガネフォ」

 

開始日については今後の日程を詰めていきますが、「知りたい」という関心事は近現代史であることから、ここに特化してオンライン講座を進めていきたいと考えています。

最後になりましたが、全6回の講座を受講していただいた皆様方、ありがとうごじました。次回も、宜しくお願い申し上げます。

                                                                                                                                    以上

新刊『維新秘話・福岡』花乱社 9月20日発刊

本書は、平成29年(2017)6月から平成30年(2018)12月まで、読売新聞福岡県版に連載した「維新秘話福岡」59話に、さらに取材を進めて書き足したものです。新聞媒体では、文字数、写真点数の制限がありましたが、単行本ということで文字数を気にせず、写真点数も全部で238点と大幅に内容を充実させています。

明治維新史といえば、薩摩、長州、土佐、肥前の歴史、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬という維新のヒーローの評伝を読んでおけば理解できると思っている方がほとんどです。そんな中、福岡県に限定しての維新の話など、多少はあるにしても、そんなに多くはないのではと疑念を抱かれた方がいたのも確かです。今でこそ、「維新の策源地・太宰府」という言葉が定着したものの、あの学問の神様・太宰府天満宮と明治維新とがスムースにつながらないという話はよく耳にしました。本書は、そんな先入観を取り払い、全国に誇れる維新史が福岡県にあることを知っていただきたいと思い執筆したものです。

本書では、藩としては、福岡藩、久留米藩、柳川藩、小倉藩に、領域としては筑前、筑後、豊前という分類をしています。心情的には、秋月藩、豊津藩(旧小倉藩)をどのようにするかが悩ましいところでしたが、現代人に理解しやすい区分にしていることをご理解いただきたいと思います。

また、従来、顧みられることの無かった姫島、玄界島、能古島、志賀島、筑前大島、相島という離島の維新史を取り上げているのも特徴となっています。

まだまだ、維新に関する史跡、秘話が福岡県には多数遺っており、不完全であるのも十分に承知しています。そこで、巻末に参考文献、主要人名録、略年表を付けて、読者も足を運んで調査が進められるようにしています。

実は、この維新史を調べている最中、日本史から漏れている重大な史実を発見しました。現在、その執筆にとりかかっていますが、皆様方も、本書から新しい史実を発見していただきたいと願っています。

                                                                                                                                                                                              浦辺 登


A5判/並製/184頁/本体予価1800円+税

10月24日(土)13時半から第6回「浦辺登の幕末・近代史オンラインセミナー」を開催します

本年4月から「浦辺スクール」を再開するつもりでおりましたが、新型コロナ感染症の影響で開催を見合わせております。

その代替として、5月から当面の間、Web上で「浦辺登の幕末・近代史オンラインセミナー」を開催しております。ご自宅から、パソコン、タブレット端末、スマートフォン、iPoneを使って参加できます。
興味のある回のテーマだけでの参加も大歓迎です。

第6回(10月24日)のテーマは以下のとおりです。 
    「幕末・近代から見た黒崎・春日神社」
       ・・・手裏剣も使える平野國臣の胸中は
    

 下記の「オンラインセミナーの詳細」からお申し込みいただけます


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キース吉村監督の動画「博多オイシャンの福岡近代史よた歩き」とリンクしました!

映画「デラシネ」(2015年カンヌ国際映画祭応募作品)のキース吉村監督が浦辺登とともに福岡近代史所縁の場所を探索する「博多オイシャンの福岡近代史よた歩き」シリーズの動画を当HP上にリンクして新ページを開設しました。

「博多オイシャンの福岡近代史よた歩き」

月刊日本に書評が掲載されました

浦辺 登 公式サイト